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皆様から寄せられた質問に回答します
 

結腸がんの免疫療法についてご意見を

 
質問:(70歳代、男性、佐賀市)

昨年7月に結腸がんの手術をし、8月より抗がん剤治療を2週間間隔で受けています。
多少の副作用はあるものの今のところ生活に支障はありません。この抗がん剤治療に併せて他の病院で活性NK細胞療法1クール(6回)受けました。病気が治ったかと思うくらい体調がよいので続けたいのですが、費用が実費なので長続きするか心配です。

アバスチンは高血圧で使用できないと言われ、現在、フォルフォックスを使用しています。この免疫療法についてご意見をお聞かせください。
 
回答:(佐賀大学医学部一般・消化器外科 准教授 中房 祐司)

NK細胞療法などのがん免疫療法は実験レベルで有効性が示され、有望な治療法として今後の臨床応用が期待されています。しかし、現時点ではNK細胞療法が標準的な治療法と比較して有効であるか、あるいは、NK細胞療法と標準的な治療法との併用が標準的な治療法単独よりも有効であるかを確認する臨床試験の結果がまだ報告されていません。また、この治療の適切な継続期間について、1クールでよいのか、数クールした方がよいのか、あるいはできるだけ続けた方がよいのかなどを判断できるような臨床試験の結果も得られていません。
したがって、NK細胞療法を含むがん免疫療法を行うことの是非や継続期間に関して、一般的な形では適切にお答えできる状況にはありません。このことが限られた資金で運営される保険の適応にならない大きな理由だと考えられます。

一方、抗癌剤を用いたフォルフォックス(FOLFOX)療法はフォルフィリ(FOLFIRI)療法と並んで結腸がん(大腸がん)に対する最も標準的な治療法のひとつです。アバスチンを併用することによってがんに対する有効性は高まりますが、その分副作用の頻度も増加します。フォルフォックス療法はそれ単独でも安全性と有効性が十分に確認された治療法ですから、多くの大腸がんの患者さんに用いられています。信頼できる治療法と考えて良いと思います。

ただ、各個人におけるがん治療は、がんそのものに対する有効性が全般的に高いか否かに関わらず、その治療を受けるご本人にとって有用であることが最も重要です。現在、NK細胞療法を受け、体調の良さを実感しておられるようですから、経済的に許す範囲で継続してみるのもひとつの選択ではないかと考えます。

 
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